シングルマザーは都合がいい女と思われる?悪い男の見抜き方を解説

シングルマザーは都合がいい女と思われる?悪い男の見抜き方を解説

シングルマザーとして新たな恋愛に踏み出す際、「都合のいい女だと思われてしまうのでは?」という不安を抱く方も多いでしょう。実際、離婚や死別を経て母子家庭となったシングルマザーは日本に約119万5千世帯存在し、現在では結婚するカップルの4組に1組が再婚という時代です。

離婚が珍しくなくなった今、シングルマザーが恋愛することに対する世間の目も以前ほど厳しくはありません。それでも一部には「シングルマザーは簡単に落とせる」などと考える心ない男性がいるのも事実です。

本記事では、「シングルマザーは本当に“都合のいい女”と思われてしまうのか?」という疑問を考察し、悪い男に引っかからないための見抜き方と、シングルマザーが良い出会いを見つける方法を詳しく解説します。

目次

シングルマザーは都合がいい女と思われる?

「都合がいい女」とは、男性にとって自分の都合の良いときだけ関係を持てる相手、真剣に向き合わなくても付き合える都合のよい存在を指す俗な表現です。残念ながら、シングルマザーに対してそうした扱いをしようとする男性が存在します。その背景にはいくつかの誤解や偏見があります。

まず一つに、「シングルマザーは子育てで忙しく男に飢えているはずだ」という勝手な思い込みです。また「子ども好きなふりをすれば簡単に心を許すだろう」と甘く見られてしまったり、「どうせ子どもがいるから本気の交際は無理だと割り切って遊べる」といった身勝手な理由も挙げられています。

実際、SNS上には「シングルマザーは子供好きアピールすれば大体ヤレる」などと発言する男性もおり、怒りを覚える女性も多いでしょう。こうした心無い意見を目にすると不安になりますが、これはあくまで一部の男性の偏った見方です。

決して全ての男性がシングルマザーを都合よく扱おうと思っているわけではありません。むしろ「未婚女性よりシングルマザーの方が仕事も育児も自立していて頼もしい」という好意的な評価をする男性も少なくないのです。

離婚を経験したことで人間的に成長している、責任感が強い、といった点に魅力を感じるという声もあります。実際、人柄が魅力的であればシングルマザーでも関係ないと考える男性は多く、「シングルマザーだから恋愛対象外」ということは決してありません。現在では3人に1人が離婚する時代背景もあり、シングルマザーが恋愛を楽しむこと自体を否定的に見る風潮も減ってきています。

とはいえ、前述のように一部には悪意をもって近づいてくる男性がいるのも事実です。そのため、シングルマザーの方は以前にも増して慎重に男性を見極める必要があります

悪い男にはまらないための見抜き方

真剣ではない男性や悪意のある男性に引っかからないためには、相手の言動を冷静に観察し判断することが大切です。ここからは、シングルマザーが悪い男を見抜いて自分と子どもを守るための3つのポイントを説明します。

その1 子どもと一緒に過ごして相手の本気度を確かめる

相手男性の本気度や人柄を見極めるには、自分の子どもと彼を実際に会わせてみることが有効です。もちろん、交際当初からいきなり子どもに紹介するのはおすすめできませんが、ある程度お付き合いが進み「この人なら信頼できそうだ」と感じた段階で、まずは「ママの友達」として紹介し、短時間でも子どもと一緒に過ごす機会を作ってみましょう。

その際、彼が子どもに対してどのように接するかを注意深く見守ります。このプロセスによって、彼が子どもを含めた将来を真剣に考えてくれているかが見えてきます。例えば、子どもの話題に関心を持ち積極的にコミュニケーションを取ろうとする男性は、親子を大切にしようという意志が感じられます。

一方で、子どもと会うことを頑なに避けたがる、あるいは子どもに対する配慮に欠ける言動が見られる男性は要注意です。シングルマザーの恋愛では子どもの存在を切り離すことはできません。焦らず時間をかけて、彼と子どもの関係性を少しずつ見守っていくことで、彼の本気度や人間性を判断しましょう。子どもも交えた関係を大切に育んでくれる男性であれば、信頼に値すると言えます。

その2 体の関係は急がず時間をかける

悪い男性に共通する特徴の一つは、とにかく早く女性と肉体関係になろうと焦ることです。シングルマザーに近づく遊び目的の男性も例外ではなく、出会って間もない段階から深夜に会おうと誘ってきたり、個室デートに持ち込もうとしたりします。

例えば、連絡先を交換して間もないうちに「今度飲みに行こうよ」と夜の食事に誘ってくる、初回や二回目のデートなのに個室や横並びのソファ席を予約して身体的な距離を縮めようとする、といった行動が見られたら注意が必要です。誠実な男性であれば、いきなり女性が警戒するような状況を作ることは避けるものです。

したがって、肉体関係を持つタイミングは慎重に見極めましょう。お付き合いを始めてすぐに関係を持たず、ある程度の期間しっかり相手と向き合う時間を作ることが大切です。時間をかけてデートを重ねる中で、相手が自分や子どもの話題に真摯に向き合ってくれるか、言葉だけでなく行動で信頼に値する態度を示してくれるかを観察します。

仮にこちらが関係を急がない態度を示したときに、不満げな様子を見せたり音信不通になるような男性であれば、所詮その程度の目的だったと割り切るべきです。逆に、あなたのペースを尊重し心のつながりを大事にしてくれる男性であれば、関係を深めるに値すると判断できるでしょう。

その3 シングルマザーであることへの理解があるか見極める

最後に重要なのは、相手がシングルマザーの置かれた状況に対する理解と配慮を持っているかを確認することです。シングルマザーの恋愛には、通常の恋愛以上に考慮すべき事情があるため、そこに理解を示せない男性とは長続きしません。

具体的には、彼があなたの生活リズムや子育て優先の姿勢にどこまで歩調を合わせられるかを見極めましょう。たとえば、子どもの急な体調不良でデートをキャンセルせざるを得なくなった時に怒り出すような男性は問題です。反対に、「大丈夫?子どもを優先してあげてね」と言える男性であれば、あなたの立場を尊重している証拠です。

また、将来を見据えた話し合いができるかも判断材料となります。再婚を視野に入れるのであれば、彼がステップファミリー(子連れ再婚家庭)の課題について一緒に学び向き合おうとするかどうかを確認してください。

逆に「自分はきっと良い父親になれるから大丈夫」といった根拠のない自信を振りかざすだけの男性とは、安易に再婚しない方が良いでしょう。シングルマザーであるあなたと子どもの現実に寄り添い、支え合おうとする姿勢が感じられる男性こそが信頼に値する相手と言えるでしょう。

シングルマザーが良い出会いを見つける方法

では、シングルマザーが誠実で相性の良い男性と出会うにはどうすれば良いのでしょうか。最後に、シングルマザーが良い出会いを見つけるための方法を3つ紹介します。自分に合った手段を選び、出会いのチャンスを広げてみましょう。

方法1 信頼できる友人・知人から紹介してもらう

最も安心感が高い出会い方の一つが、共通の友人や知人に紹介してもらう方法です。あなたのことをよく知る友人であれば、人柄の良い相手を選んで紹介してくれるでしょうし、初対面でも事前に相手の基本的な情報を把握したうえで会うことができます。

第三者のお墨付きがある分、相手がいきなり不誠実な目的でないことをある程度確認できるのもメリットです。実際、共通の友人からの紹介であれば、相手がヤリモク・詐欺狙いでないことを確認した上で会えるので安全に婚活を進められる可能性は高いわけです。

さらに友人の紹介なら、あなたがシングルマザーであることを理解した上で相手を探してもらえるという利点もあります。最初から子どもがいる女性との交際に抵抗がない男性を選んで紹介してもらえれば、「シングルマザーだから…」と気後れする必要もありません。周囲に信頼できる友人知人がいる場合は、ぜひ積極的に協力をお願いしてみましょう。

方法2 マッチングアプリを活用する

忙しいシングルマザーでも効率的に出会いを探せる手段として、マッチングアプリの活用も有力です。実は今や、結婚したカップルの4組に1組がマッチングアプリで知り合ったというデータもあるほど、アプリ経由の出会いは一般的になっています。

スマートフォンさえあれば通勤時間や休憩時間などスキマ時間に手軽に相手探しができる点は、大きな魅力でしょう。

ただし、マッチングアプリを利用する際は十分な注意と慎重さが必要です。アプリ上では相手の素性を完全には把握できず、中にはプロフィールに嘘を書く人や既婚者が紛れている可能性もあります。

実際に会ってみたら写真と全く別人だった、という笑えない事例も報告されています。したがって、アプリで知り合った相手と会うときは最初から個人情報を明かしすぎない、昼間の時間帯に人目のある場所で会う、すぐには深い関係にならない、といった自衛策を取りましょう。

また、メッセージのやり取りの段階で違和感を覚えたら無理に会わない判断も大切です。便利なツールである一方、相手を見抜く目を持って慎重に利用することが、マッチングアプリ成功の鍵と言えます。

方法3 結婚相談所やシングルマザー向け婚活サービスを利用する

より確実に真剣な出会いを求めるなら、結婚相談所やシングルマザー歓迎の婚活サービスを利用するのも効果的です。結婚相談所では初めから結婚を見据えた相手紹介が行われるため、再婚相手を真剣に探している人には最適の環境です。

相談所に自分がシングルマザーであることを登録時に伝えておけば、その前提を理解したうえでプロフィールを閲覧した男性とだけ会うことになります。いちいち子どもの有無を説明しなくても良く、利用者の身元もある程度明らかなためトラブルを未然に防ぎやすいのも利点です。

また、最近ではシングルマザーやバツイチ限定の婚活パーティーなど、子持ちの方が参加しやすいイベントも開催されています。そうした場であれば、お互いに似た立場や理解を持つ者同士が集まるため、話も早く進みやすいでしょう。

一度の参加で複数の男性と出会える機会でもありますから、忙しい中でも効率よく候補者と知り合うことができます。実際、「シングルマザー限定」「子連れ参加OK」などのテーマ設定があるパーティーでは、周囲の目を気にせず自然体で交流できたとの声も聞かれます。

いずれの場合も大切なのは、自分と子どもにとって無理のない方法を選ぶことです。信頼できる仲介者がいる友人紹介、時間を有効活用できるアプリ、安心感の高い相談所や専門イベント――それぞれメリットがありますので、自分の状況に合った手段で出会いのチャンスを広げてみましょう。

まとめ:安全で実りある出会いを探そう!

シングルマザーだからといって「都合のいい女」にされてしまうとは限りません。むしろ、自立心や包容力といったシングルマザーならではの魅力を理解し、真剣に向き合ってくれる男性は必ず存在します

大切なのは、一部の悪い男性による偏見に負けず、冷静な目で相手を見極めることです。子どもの存在を踏まえて慎重に交際相手を選びつつ、自分自身も新たな恋愛を楽しむ気持ちを忘れないでください。

幸いなことに、現代は出会いの手段も多様化し、シングルマザーに理解のある人と繋がれる機会も増えています。周囲の協力や公的・専門的なサービスもうまく活用しながら、安全で実りある出会いを探しましょう。経験と責任感を備えたあなたにふさわしい素敵なパートナーがきっと見つかるはずです。

困難を乗り越えてきたシングルマザーだからこそ、幸せな恋愛と家庭を築ける力があるのです。自信を持って、一歩ずつ前に進んでいきましょう。

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本記事の監修者

森本 恭平のアバター 森本 恭平 運営者

東北大学法学研究科(公共法政策専攻)修了。幼少期は母子家庭で育った。東日本国際大学・福島復興創世研究所の准教授を経て、現在はデジタルマーケティング✖︎AIを専門にフリーランスとして複数の企業でアドバイザーを務めている。KADOKAWAドワンゴ情報工科学院、バンタンクリエイターアカデミーの講師。福島県総合計画審議委員会の審議員を歴任。

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