タイムツリーで予定を削除したら相手にわかる?バレない方法の有無や注意点

タイムツリーで予定を削除したら相手にわかる?バレない方法の有無や注意点

スケジュール共有アプリ「TimeTree(タイムツリー)」では、家族や恋人、仕事仲間とカレンダーを共有し予定を管理できます。便利な反面、「共有した予定を削除したら相手にバレるのか?」と不安に思う場面もあるでしょう。

特に、デリケートな予定を削除するとき、相手に通知されたり履歴が残ったりしないか気になるものです。本記事では「タイムツリーで予定を削除した際に相手に分かってしまうか?」を確認しています。公式サポートの情報を引用しながら、タイムツリー利用時の疑問に答えていきます。

目次

タイムツリーで予定を削除したら相手にわかる?

結論から言えば、タイムツリーで共有カレンダーの予定を削除すると、基本的には相手に伝わります 相手側が通知をONにしていれば、予定を削除したことを知らせるプッシュ通知がほぼリアルタイムで届く仕組みです。これに関して、Yahoo知恵袋でタイムツリーの公式アカウントが以下のように解説しています。

TimeTreeの西田と申します。サービスを利用いただきまして、誠にありがとうございます。 予定削除時の通知に関する質問ですね。 共有相手さまがカレンダー通知を受け取る設定にしていますと、削除した旨の通知が届きます。 他にもご不明な点がございましたら、アプリ内の問い合わせフォームより連絡をいただけるとうれしいです。

Yahoo知恵袋より引用

以上のことからも、予定を消去してから数十秒で相手のスマホに通知が届くため、気づく可能性が極めて高いと言えるでしょう。

相手が通知を切っている場合でも全くバレないわけではありません。 タイムツリーのアプリ上には、「新着」や「更新履歴」と呼ばれる共有カレンダーの変更履歴表示機能があり、メンバーの誰かが予定を追加・編集・削除した事実が一覧で確認できます。TimeTree公式サポートの回答でも、削除した予定はカレンダー画面下部の「更新」欄に一度表示されることが説明されています。この履歴表示は永久に残るわけではなく、タイムツリーでは2週間前までの更新履歴が表示され、経過後は自動的に消える仕様です。けれども、履歴が消えるまでの間に相手がアプリを開けば、「誰がいつどの予定を削除したか」という情報を目にする可能性が高いのです。

タイムツリーで予定削除してもバレない方法はある?

残念ながら、タイムツリーではスケジュールを共有している相手にバレずに予定を削除する確実な方法は存在しません。 前述の通り、削除操作とほぼ同時に通知が飛び、アプリ内にも変更履歴が表示されるため、システム上“こっそり”削除する術は用意されていないのです。

タイムツリーは予定の追加・変更・削除を含めてすべての更新情報をメンバー間でオープンに共有する設計になっており、これはスケジュール共有アプリの信頼性を保つための基本的な仕様と言えます。

考えられるケースとして、相手が通知設定をオフにしている場合はリアルタイム通知を受け取りません。しかし、その場合でも予定自体がカレンダーから消える事実は残ります。相手が後でカレンダーを確認すれば「あれ、予定がなくなっている?」と気付くでしょうし、履歴欄にも削除の記録が一時的に表示されるため完全に見破られない保証はありません。

仮に相手が長期間アプリを開かず履歴表示期間(最大2週間)を過ぎたとしても、共有している以上「あの日の予定が存在しない」ことから不自然さは伝わってしまうでしょう。

一部では「予定を編集して内容を書き換えることで誤魔化す」といった裏技を考える方もいますが、予定内容を変更した場合でも更新履歴に誰が変更したか残りますし通知も届きます。結局のところ、タイムツリー上で共有予定を消す行為は何らかの形で相手に伝わると心得るべきです。無理に隠そうとせず、オープンなコミュニケーションを図ることが結果的に信頼関係を損なわないポイントになります。

タイムツリーで予定を削除するときの注意点

なお、タイムツリーで予定を削除するときは、いくつか注意すべき点があります。

注意1:削除した予定は元に戻せない(一括削除も不可)

タイムツリーではいったん削除した予定を復元することはできません。公式ヘルプにも「削除した予定を復元することはできません」と明記されており、一度消してしまうと二度と同じ予定をカレンダー上に呼び戻すことは不可能です。

  • メンバーが0名になった時点でカレンダーは削除されます
    • 復元できませんのでご注意ください
  • カレンダーに残っているメンバーは予定を閲覧できます(登録者名が「不明」という表記になります)が、退出したメンバーは閲覧できなくなります。
    • 退出したカレンダーは復元できません
  • カレンダーから退出しても他のメンバーへは通知されません
  • 作成者が退出すると最も古くカレンダーに参加した人が作成者になります
Timetree公式サイトより引用

例えば大事なイベントを誤って削除してしまった場合、相手にも通知が行った上で予定情報も失われてしまうため、取り返しがつきません。削除の際は本当に消して良い予定か慎重に判断する必要があります。

また、複数の予定をまとめて削除することもできない点にも注意が必要です。不要な予定が複数ある場合でも、一つ一つ手動で削除するしかありません。

そのため、大量の予定を削除しようとすると相手側には削除通知が連続で届く可能性があります。連続した削除通知は相手に不信感を与えかねないため、どうしても複数の予定を消す必要がある場合は事前に事情を説明するなど配慮した方が良いでしょう。

注意2:削除するとコメントや添付ファイルも全て消える

タイムツリーの共有予定には、コメントを書き込んだり画像・ファイルを添付したりできる機能があります。しかし、予定を削除すると、それに紐づいたコメントや添付資料などのデータも含めて丸ごと消えてしまいます。例えば共有カレンダー上で打ち合わせの予定に資料ファイルを添付していた場合、その予定を削除するとファイルもコメントも跡形もなく削除されます。

したがって、重要な情報が含まれる予定を削除する際はデータのバックアップを取っておくことが大切です。タイムツリー上だけに情報がある状態で予定を消してしまうと、相手も自分も後から内容を振り返れず困ってしまうおそれがあります。

必要に応じて添付ファイルは別途クラウドストレージに保存する、コメントで決まった事項は他の場所にメモして共有し直す等、削除前のひと手間を欠かさないようにしましょう

注意3:共有メンバー全員に変更が通知されるため慎重に扱う

共有カレンダーの予定を削除すると、その変更はメンバー全員にリアルタイムで共有されます。具体的にはメンバーの通知設定が有効なら「○月○日の予定が削除されました」という通知が届き、アプリ内の更新履歴にも削除が記録されます。

予定削除の事実は隠しようがなく全員に影響が及ぶため、削除操作は慎重に行うべきです。

たとえば、相手がその予定を楽しみにしていた場合や仕事の重要なミーティングだった場合、何の断りもなく消してしまうと相手に不信感や混乱を招きかねません。

「あの予定が突然消えたけどどういうことだろう?」と相手を心配させてしまうリスクもあります。そうしたトラブルを避けるためにも、予定をキャンセルする際は事前に連絡して了承を得てから削除するのが理想です。どうしても直接伝えづらい事情があるなら、予定のタイトルに「キャンセル」や「延期」と記載して残しておくなど、いきなり削除せず相手に状況が伝わる工夫をすると良いでしょう。

要するに、タイムツリーの共有カレンダー上のデータは自分一人のものではなく参加メンバー全員の共有財産です。削除という行為はその共有財産を一方的に消去することになるため、通知機能によって全員に知らせが行く仕様になっています。予定削除時は「相手にも影響がある」ことを念頭に置き、慎重に扱ってください。

まとめ:慎重に行動しよう

タイムツリーで共有している予定を削除すれば、基本的に相手にその事実は伝わります。通知設定によっては削除のプッシュ通知が即座に届き、アプリ内の更新履歴にも短期間記録が残るため、バレずにこっそり消す方法は無いと考えておきましょう。

万が一相手に気付かれないケースがあったとしても、それは相手がたまたま通知を見落としたか長期間アプリを開かなかった場合など偶然に依存するもので、意図的に「バレないように削除する」手段ではありません。

予定を削除する際は今回紹介した注意点を踏まえ、慎重に行動することが大切です。 削除した予定は元に戻せず、コメント・添付ファイルなども全て失われてしまいます。

そして何より、共有メンバー全員に変更が伝わるため、突然の削除は相手との信頼関係に影響を与える可能性もあります。タイムツリーの便利さを活かすには、相手とのオープンなコミュニケーションと配慮が欠かせません。

結論として、タイムツリーで予定を削除する場合は「相手に分かる」のが前提です。その上で、必要なら事前説明や代替策も検討しつつ、適切にアプリを活用してください。タイムツリー公式も案内しているように、共有カレンダーはメンバー全員で協力して管理するものです。ルールを正しく理解し、安心・安全にスケジュール共有を行いましょう。各種公式ヘルプやサポート情報も参考に、ぜひ快適なタイムツリー運用に役立ててください。

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本記事の監修者

森本 恭平のアバター 森本 恭平 運営者

東北大学法学研究科(公共法政策専攻)修了。幼少期は母子家庭で育った。東日本国際大学・福島復興創世研究所の准教授を経て、現在はデジタルマーケティング✖︎AIを専門にフリーランスとして複数の企業でアドバイザーを務めている。KADOKAWAドワンゴ情報工科学院、バンタンクリエイターアカデミーの講師。福島県総合計画審議委員会の審議員を歴任。

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