キラキラネームひどいランキング【2025年版】

キラキラネームひどいランキング【2025年版】

今回のランキングは、読みの難しさ/意味と読みのギャップ/SNSでの話題性/実用性の低さという4軸で総合評価し、2025年の空気感も踏まえてセレクトしました。ここで取り上げる名前を否定したり、名付けた保護者を詰問する意図はありません。むしろ、名前は時代とともに変わる可変的なトレンドです。

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選定基準
読みの難しさ 意味・漢字の齟齬 話題性 実用性
順位 名前(漢字) 読み方 コメント・解説
1 雨存 あまぞん 有名ECサイト名と同音。由来不明の当て字で初対面ではまず読めない。
2 王子様 おうじさま 肩書きをそのまま人名化。幼少期はともかく大人の自己紹介で困りがち。
3 光宙 ぴかちゅう 人気キャラ依存の読み。漢字からは到底想起できず説明必須。
4 黄熊 ぷう 黄色い熊=プーさんの当て字。漢字の音読みとは一致しない難読名。
5 愛保 らぶほ 語感が施設の俗称と同一で連想が強すぎる。本人がつらい可能性。
6 悪魔 あくま ネガティブ語をそのまま命名。公序良俗上も議論の的になりやすい。
7 姫星 きてぃ Kittyを当て字化。意味は可愛いが読みは英単語依存で伝わりにくい。
8 泡姫 ありえる 人魚アリエル連想だが、日本語では別の意味合いも強く推奨しづらい。
9 心愛 ここあ 愛称のような響きで広まった難読系。公的手続きで説明を求められがち。
10 希空 のあ 美しい字面だが音読みが乖離。海外由来の音を無理に漢字化。
11 七音 どれみ 音階モチーフのユニーク名。可愛いが日常で驚かれる定番。
12 あだむ 漢字一文字で“男性”。英名Adamを当てる無理筋さで混乱必至。
13 本気 まじ スラング読み。履歴書などフォーマル場面で誤解を招きやすい。
14 愛歩 あほ 字面は良いが読みの俗語連想が強烈。からかわれリスクが高い。
15 亜菜瑠 あなる 音のインパクトが大きすぎ不適切な連想を招く恐れ。
16 運子 うんこ 漢字の意味は良いが読みが卑語そのもので耐性が必要。
17 戦争 せんそう 人名に相応しくない語。呼称のたび違和感と緊張を生む。
18 大麻 たいま 植物名だが違法薬物の連想が強い。社会生活で説明負荷が高い。
19 遊女 ゆな 語史的には職業名。字面は綺麗でも歴史的含意が重い。
20 月下美人 はにー 優雅な花名に英語愛称を当てた極端なギャップ。
21 笑冠 えむかっぷ 語呂は軽妙だが不要な連想を招く恐れ。慎重さが必要。
22 英寿 えいず 立派な漢字だが病名同音で配慮に欠けると受け取られがち。
23 香夢利 かむり 車名Camry連想。固有名詞を人名化する違和感が残る。
24 龍飛伊 るふぃ 人気漫画主人公を漢字化。世代間で温度差が大きい。
25 弥有二 みゅうつー ゲーム由来の強烈な固有名。読みと公的書類のギャップ大。
26 美女 くれおぱとら 歴史上の人物名をそのまま。期待値と本人負担が大きい。
27 皇帝 しいざあ 身分名+外国音読みのねじれ。仰々しさが先行。
28 雅龍 がある girlの音当て?漢字意味と読みが乖離し誤読不可避。
29 希星 きらら 可愛いが無理読み。別読みもあり一意に伝わりづらい。
30 愛翔 らぶは love+羽の造語風。ロマン重視で実用性に課題。
31 翔愛夢 とあむ 音の響き重視の四字名。説明しないと伝わらない。
32 天使音 あのん 詩的だが読みが直感的でない難読タイプ。
33 紅葉 めいぷる 和語の植物名を英語音に。文化的ちぐはぐさが出る。
34 夢姫 プリンセス 役職語の当て字。子ども時代限定の可愛さになりがち。
35 心姫 はあと 記号的イメージの読みで公的場面に不向き。
36 可愛 ぴんく 色名読み。意味との齟齬が大きく伝達コスト高。
37 耳長 うさぎ 比喩的表現を直球で命名。素直に兎としない違和感。
38 甘幸 けーき 食べ物そのままの音。可愛いが名前として軽い印象。
39 北海道 ほっかいどう 地名そのままの名。ユニークだが実生活で困りがち。
40 ラッキー星 らっきーすたー 半漢字半カナの混在名。ややファンタジー色が強い。
41 陸海空 よあけ 意味と読みの距離が遠く、初見解読は不可能。
42 聖闘 せいんと 作品連想の英語音当て。世代差で浸透しづらい。
43 美俺 びおれ 自意識過剰に見られがち。商品名連想も。
44 しいたけ しいたけ 食材名をそのまま。愛称ならともかく人名では奇抜。
45 無大 むにえる 料理名読み。漢字の意味もポジティブに捉えにくい。
46 光流 ぴかりん 擬音系の愛称読み。幼名的で大人になると苦労。
47 大魂 だいそー 大手店名同音。軽い連想を避けにくい。
48 主人公 ひーろー 願いは尊いが物語用語そのままでネタ化リスク。
49 自然 ねいと 英語風読みを当て無理筋。結局“しぜん”と誤読される。
50 楽鍵 らっきぃ ラッキーの音当て。漢字意味との整合が弱い。

※ 本ランキングは一般的な難読度・意味ギャップ・社会的インパクト等をもとにした編集部の主観的評価です。特定の個人・命名を否定する意図はありません。

本ランキングは、読みの難しさ、漢字と意味の齟齬、SNSでの話題性、実用性の低さの4軸で2025年の事例を精査し、総合評価したものです。上位に共通するのは、キャラクター名や肩書き・俗称など“強い連想”を無理に当て字で人名化したタイプで、初見で読めず、毎回の説明負担や誤解を招きやすい点です。

具体的には「難読当て字型」「強い連想・ギャップ型」「ポップカルチャー/商品名型」「実用性リスク型(肩書・地名など)」の4パターンに大別でき、初対面や公的手続き、検索・名寄せ、就学・就職の場面で不便が生じがちです。文字種の規定や公序良俗の観点、改名のハードルを踏まえると、命名段階での設計が最重要です。

実務的には、初見で大半が読めるか、意味と読みが一致しているか、大人の名乗りで違和感がないか、検索で不都合がないかをチェックし、「可愛さは愛称で満たし、戸籍名は堅実に」という折衷が現実解です。要するに、名前は一生使う“生活のインターフェース”であり、読める・伝わる・誤解されない設計こそが本人の将来コストを最小化します。

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本記事の監修者

森本 恭平のアバター 森本 恭平 運営者

東北大学法学研究科(公共法政策専攻)修了。幼少期は母子家庭で育った。東日本国際大学・福島復興創世研究所の准教授を経て、現在はデジタルマーケティング✖︎AIを専門にフリーランスとして複数の企業でアドバイザーを務めている。KADOKAWAドワンゴ情報工科学院、バンタンクリエイターアカデミーの講師。福島県総合計画審議委員会の審議員を歴任。

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