みてねのメリットとデメリット|危険性の有無を解説

みてねのメリットとデメリット|危険性の有無を解説

子どもの写真や動画を家族だけで共有できるアプリ「家族アルバム みてね」が、子育て世代で圧倒的な支持を集めています。2015年にミクシィ社がサービスを開始して以降利用者が急増し、2025年1月時点で世界累計利用者数は2,500万人を突破しました。

ママ・パパの3人に1人以上が利用しているとのデータもあり、まさに定番の子育てアプリと言えるでしょう。この記事では、そんな「みてね」のメリットデメリットを徹底解説し、アプリが開かないときの対処法や安全性(危険性はないか)についても公式情報をもとに解説します。

家族アルバムアプリ選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

家族アルバムみてねの概要

「家族アルバム みてね」は、株式会社ミクシィが提供する家族向けの写真・動画共有サービスです。スマートフォン(iOS/Android)やPCブラウザで利用でき、アルバムに招待した家族だけが写真や動画を閲覧できるクローズドな仕様になっています。

アプリ上で子どもの成長記録を共有し合い、写真にコメントを付けて家族でコミュニケーションを楽しめるのが特徴です。また容量無制限かつ無料で写真・動画をアップロードできる手軽さから利用者が急増し、2022年時点で利用者数は国内外合計1,000万人を突破しました。

運営会社もSNS黎明期から実績のあるミクシィであり、安心感も支持の一因となっています。

みてねのメリット

みてねがこれほど支持されるのには理由があります。

ここからはみてねのメリットを3つご紹介します。

メリット1. 写真・動画が無料でアップロードし放題

最大のメリットは写真も動画もアップロードし放題で無料という点です。子どもの写真や3分以内の動画であればいくらでも容量無制限で高速アップロード可能なので、ストレージ残量を気にせずどんどん記録できます。

しかも家族全員で共有することで、これまでのように祖父母へ毎回写真を個別送信する手間も省けるため、「アプリを開けばすぐ写真が見られて本当に楽」と評判です。このように手軽さと容量無制限の安心感によって、育児中でも負担なく日々の写真共有を続けられる点が支持されています。

メリット2 プライバシーに配慮されている

「みてね」は招待した家族だけで閲覧できる非公開アルバムなので、プライバシー面で安心して利用できます。アップロードした写真・動画は投稿者本人と招待された家族だけが閲覧可能で、通信も最新の暗号化技術で保護されているため安全です。

実際に公式も「みてねのアルバムは完全に非公開」であり第三者に漏えいすることはないと明言しています。また各写真にはコメントを書き込める機能があり、遠く離れた祖父母から感想が届いたり、夫婦で子どもの気持ちになりきったコメントを付け合ったりと家族みんなで楽しく交流できます。

コメントが付くことで「ただ見るだけ以上に思い出がさらに楽しくなる」と評判で、離れて暮らす家族ともまるで一緒に成長を見守っているかのような一体感が得られます。招待制かつコメントで双方向のコミュニケーションがとれるので、身内だけの安心・楽しい思い出共有ツールとして最適です。

メリット3 便利な機能がたくさんある

みてねには家族アルバム作りを快適にする便利な機能が数多く搭載されています。例えばアップした写真は撮影日ごとに自動で整理され、月ごとに切り替わる「月表紙」デザインで見やすいアルバムになります。ユーザーが手動でフォルダ分けしなくても時系列でスッキリ整理されるので、忙しいパパ・ママでも管理が簡単です。

また、3カ月ごとにアップロードされた動画を1秒ずつ繋ぎ合わせた「1秒動画」が自動生成される機能も好評です。日々の何気ないシーンが凝縮された感動ムービーが自動で届き、成長を振り返る楽しみが増えるといいます。

さらに前月の写真から自動でフォトブックを提案してくれる機能や、毎月11枚まで写真プリントを無料注文できるサービスも展開されています。スマホを無くしてもサーバーから写真を復元できるので万一の備えにもなります。

みてねのデメリット

便利で魅力の多い「みてね」ですが、一方で留意すべき点(デメリット)もあります。ここからはみてねのデメリットを3つ解説し、それぞれ対処法や注意点も紹介します。

デメリット1 長時間動画のアップロードに制限がある

「みてね」は基本無料で使えますが、動画アップロードに時間制限がある点には注意が必要です。具体的には無料プランだと3分以内の動画しかアップロードできないという制約があります。

日常のちょっとした動画共有には十分ですが、例えば運動会や発表会など長回しした動画はそのままではアップできません。3分を超える動画はあらかじめカットして複数に分割する手間がかかるため、人によっては不便に感じるでしょう。

特に「後で家族で見返すときに、長い動画を一本にまとめられないのは物足りない」という声もあります。この制限を緩和したい場合は、有料の「みてねプレミアム」への加入を検討する方法があります。プレミアムプランではより長い動画アップロードやその他機能拡張が可能になるため、イベント動画をたくさん共有したい家庭では有料版の利用も選択肢となるでしょう。

デメリット2 イベントごとにアルバムを分ける機能がない

みてねの写真整理は基本的に時系列順(年・月ごと)で行われ、自動的にシンプルなアルバムとして表示してくれる仕様です。これはこれで使いやすい反面、ユーザー側で任意のテーマやイベントごとに写真をまとめる「サブアルバム」機能がないため、不便に感じる場合があります。

たとえば「旅行」「運動会」といった特定イベントの写真だけを後から一つのアルバムにまとめて閲覧といったことが現状できません。時系列に埋もれてしまうと目的の写真を探しにくいとの指摘もあります。対策としては、写真のタイトルやコメントにイベント名を入れておくことで検索で見つけやすくしたり、重要な写真は「お気に入り」機能でマーキングしておく方法があります。

今後のアップデートでアルバム分類機能の追加を期待する声もありますが、現状では工夫しながら使う必要があるでしょう。

デメリット3 招待や初期登録に手間がかかる

「みてね」は家族招待制ゆえに、利用開始の初期設定に戸惑うケースがあります。特にスマホ操作に不慣れな祖父母世代の場合、ママ・パパからの招待メールを受け取ってアカウント登録するプロセスでつまずくことがあります。

実際のユーザーからも「最初の招待登録が母親からの招待制なので、遠方に住む機械音痴の祖父母には開始が難しい場合もあった」という声がありました。離れて暮らす高齢のご家族には、事前に手順を紙に書いて伝えたり電話でサポートしてあげるとスムーズでしょう。

なお、みてねではPCからブラウザ経由で閲覧することも可能なので、スマホに慣れない方にはパソコン版を案内する方法もあります。もう一点、みてねには家族が写真を「閲覧したかどうか」が分かる閲覧履歴(既読)機能があります。便利な機能ですが、人によっては「写真を見ていないと心配をかけてしまうのでは」とプレッシャーに感じる場合もあるようです。

みてねに危険性はあるのか?

「みてねに危険性はないの?」と不安に思う方もいるかもしれません。結論から言えば、みてねサービス自体は非常に安全性が高く、基本的に危険性は低いと考えられます。前述のとおりアルバムは完全非公開で第三者が勝手に閲覧することはできず、通信も高度に暗号化されサーバーも強固に保護されています。

運営会社によれば外部のセキュリティ専門機関による定期的な検査も受けており、安全・セキュリティ対策を最優先に取り組んでいるとのことです。実際、SNSのように不特定多数に公開する仕様ではないため、「基本的に第三者に個人情報が流出することはあり得ない」とも評されています。大手企業のミクシィが運営していることもあり、現時点で重大な情報漏えいや不祥事の報告はありません。

ただし注意すべきポイントもいくつかあります。まず、招待した家族であっても利用者自身が写真を外部に保存・転載するリスクはゼロではありません。例えば祖父母が写真をダウンロードして他のSNSに投稿してしまえば、結果的に公開範囲が広がる可能性があります。アプリの仕様上防ぎようがない部分なので、アルバムに招待する相手は信頼できる身内に限定するのが望ましいでしょう。

また、サービスの将来についても考えておく必要があります。現状は順調に運営されていますが、「万一サービスが終了した場合、アップロードした写真が消えてしまうのでは?」という心配も一部で聞かれます。実際にYahoo知恵袋でも「みてねだけに大量の写真を保管しているが、リスク分散のため他のクラウドにも残しておきたい」という相談がありました。

この点に関しては、定期的にアルバムの写真データをダウンロードしてバックアップを取っておくことが有効な自衛策になります。みてねアプリ内にも一括ダウンロード機能がありますし、他社のクラウドストレージや外付けHDD等にコピーを残しておけば安心です。

総合的に見れば、「みてね」は運営側のセキュリティ対策が万全であり、適切に利用する限り危険性は低いサービスだと言えます。あとは利用者側が公開範囲の管理やデータのバックアップなど基本的な対策を心掛ければ、一層安全に大切な写真を共有できるでしょう。

まとめ:まずは使ってみよう

家族アルバム「みてね」は、無料で大容量の写真・動画共有ができ、プライバシーも守られた安心設計のアプリです。メリットとして挙げたように、煩わしい作業を減らしつつ家族の思い出を楽しく残せるため、多くのパパ・ママから支持されています。

一方で動画時間の制限やアルバム整理の物足りなさなどデメリットもありますが、致命的な欠点ではなく工夫や有料プランで対処可能な範囲でしょう。何より大切な我が子の成長を、離れて暮らす家族ともリアルタイムで共有できる価値は計り知れません。

セキュリティ面も公式によりしっかり確保されており、基本的な使い方を守れば危険性はほとんどありません。まずは気軽にインストールして、実際の使い心地を試してみてはいかがでしょうか。

きっと家族みんなで写真を見る楽しみが広がり、アルバム作りの新しいスタイルとして手放せない存在になるはずです。

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本記事の執筆者

森本 恭平のアバター 森本 恭平 運営者

東北大学法学研究科(公共法政策専攻)修了。東日本国際大学・福島復興創世研究所の准教授を経て、現在は終活をテーマとするテック系スタートアップを創業・取締役として活動。その他、デジタルマーケティングを専門にフリーランスとして複数の企業でアドバイザーを務めている。KADOKAWAドワンゴ情報工科学院、バンタンクリエイターアカデミーの講師。福島県総合計画審議委員会の審議員を歴任。

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