【タイムツリー】カップル向けおすすめの使い方|デメリットや注意点も解説

タイムツリーは、恋人や家族など複数人で予定を共有できる人気のカレンダーアプリです。日本発のサービスながら世界中で広く使われており、2024年4月時点で登録ユーザー数が5,500万を超えています。

カップル間でも「予定の共有・調整が驚くほど簡単にできる」と評判で、多くのカップルが日常的に活用しています。本記事では、カップルにおすすめのタイムツリー活用方法、利用するメリット・デメリット、そして注意すべき点について詳しく解説します。タイムツリーを上手に使って、大切な二人のコミュニケーションや絆を深めるヒントにしてください。

目次

カップルおすすめのタイムツリーの使い方

タイムツリーにはカップルで使うと便利な機能や活用法がいくつもあります。ここでは、カップルでタイムツリーを活用する代表的な使い方を紹介します。

その1 記念日を共有してカウントダウン

カウントダウン 機能
タイムツリー公式サイトより引用

タイムツリーには記念日までの日数を表示するカウントダウン機能があります。二人の交際記念日や誕生日、イベントの日付を共有カレンダーに登録しておけば、「あと何日で◯◯記念日」といった表示でお互いに意識でき、イベントの計画も盛り上がります。大切な日を見逃さず準備できるので、サプライズの計画にも役立つでしょう。

その2 お互いの予定をリアルタイムで共有

一つのカレンダーにお互いの予定を入力・共有することで、相手の空いている時間が一目瞭然になります。離れて暮らしていても、タイムツリー上で空き時間を確認しながらデートの計画が立てやすくなります。例えば「次の土曜は二人とも午後が空いてるね」とすぐ分かるため、LINEで何度も日程調整する手間も減らせます。

予定を入力すると即座に共有相手へ通知が届き、さらに各予定にはコメント機能があるため詳細の相談もスムーズです。タイムツリーの予定コメント機能により、週末の予定や待ち合わせ場所などもアプリ内で相談できます。複数のアプリを行き来せず一箇所でやりとりできるので、コミュニケーションが効率化し誤解も減ります。

その3 ToDoリストで共同タスク管理

タイムツリーにはスケジュール共有だけでなくToDoリスト機能も備わっています。二人でやりたいことリストや買い物リスト、旅行の準備事項などを共有リストにしておけば、「何をやるべきか」を双方が把握できます。

例えば、結婚式の準備のように細かなタスク調整が必要なイベントでも、タイムツリー上でタスクを共有・分担すれば、忙しい二人でも漏れが少なくなるでしょう。完了したタスクにチェックを入れたりコメントを残したりできるので、お互いの進捗が見えて安心感も生まれます。

その4 思い出カレンダーとして活用

二人の遊びやイベントの予定をすべてタイムツリーで管理しておくと、過去の予定を振り返ることも簡単です。例えば「去年の記念日にはどこへ行ったっけ?」という時も、タイムツリーを見ればいつ・どこで・何をしていたか一目で思い出せます。

検索機能でキーワードから過去の予定を探すこともでき、タイムツリーが二人の共有日記のような役割を果たします。写真を予定に添付することもできるので、デートの写真やコメントを残しておけば後から一緒に思い出を楽しむことができるでしょう。

カップルでタイムツリーを使うメリット

タイムツリーをカップルで活用すると、二人の生活にさまざまなメリットが生まれます。ここでは、カップルにとって特に嬉しいメリットを3つ説明します。

メリット1:お互いの予定把握でデート調整がスムーズに

タイムツリー最大の利点は、お互いのスケジュールが透明になることです。相手の仕事やプライベートの予定を共有カレンダーで把握できるため、「いつなら会えるか」が一目で分かり、予定調整が格段にスムーズになります。

実際、恋人同士でスケジュールを共有すれば「いつ・どこで過ごすか分からないまま手探りで日程を合わせる大変さ」が解消されると指摘されています。離れて暮らすカップルでも、「次会えるのはいつだろう?」とLINEで何度もやりとりする手間が減り、会う頻度を増やしたいカップルには大きな助けとなるでしょう。

さらに、相手の予定を把握できることで自分の予定も立てやすくなるというメリットがあります。共有カレンダーなら相手の都合を踏まえて自分のプランを調整できるので、「せっかく誘ったのに相手は別の予定が入っていた」という行き違いを防げます。

夫婦やカップルは些細な行き違いで喧嘩になりやすいものですが、タイムツリーで事前に確認できていればダブルブッキングによる衝突も避けられるとされています。このように予定共有によってデートの計画が立てやすくなり、無駄なすれ違いが減ることは、カップルにとって大きな利点です。

メリット2:伝え忘れが減り、お互い安心できる

口頭やLINEだけで予定を伝えていると、「聞いていない」「言った言わない」の食い違いからケンカになることがあります。

しかし、タイムツリーに予定を入れて共有しておけば、伝え忘れを防止できるため安心です。一度予定を入力すればリアルタイムで相手に共有されるので、「言いそびれていた」という事態を減らせます。

また、各予定には更新履歴が残り、「いつ誰が予定を追加・変更したか?」を後から確認できるため、「実は予定が変わっていたのに知らなかった」といったミスも起きにくくなります。

この「伝えたつもりが伝わっていなかった」を防げる効果は大きく、特に忙しいカップルには心強い機能です。大事な予定をうっかり失念してしまう場合でも、タイムツリーにはリマインド(事前通知)機能があり、予定前日や当日の通知でフォローできます。この機能のおかげで「記念日をうっかり忘れて相手を悲しませる」といった事態も避けられるでしょう。

メリット3:二人の思い出を記録して振り返ることができる

タイムツリーに蓄積されたスケジュールは、二人の思い出のアーカイブにもなります。共有カレンダーを見返せば、過去に二人がどんな日々を過ごしてきたか一目で思い出すことができます。

「去年の〇月〇日は何してたっけ?」「この前のデートは○○に行ったから、次は別の所にしようか」など、共通の思い出を振り返る日記代わりにも活用できるのです。タイムツリーには検索機能もあるため、キーワードを入力すれば過去のイベントを素早く見つけることができ、カレンダーを延々と遡らなくても大丈夫です。

また、タイムツリー上でイベント毎に写真やコメントを残しておけば、その出来事をより生き生きと思い出せます。例えばデートの予定に当日の写真や感想をコメントして記録しておけば、後日カレンダーを眺めながら「こんな楽しいことがあったね」と二人で振り返って楽しめるでしょう。

こうした使い方から、タイムツリーは単なるスケジュール帳に留まらず二人の思い出帳としての役割も果たしてくれます。忙しい毎日でも、共有カレンダーを見ることで過去の思い出にふと触れられるのはカップルにとって嬉しい効果です。

カップルでタイムツリーを使うデメリット

便利で楽しいタイムツリーですが、カップルで使う上で注意したい点(デメリット)も存在します。ここからは、タイムツリー利用時に起こり得るデメリットを3つ紹介します。メリットと合わせて理解し、対策することで、トラブルを未然に防ぎましょう。

デメリット1:予定の入力漏れがあるとトラブルになる

タイムツリーは双方がきちんと予定を入力・更新することで真価を発揮します。裏を返せば、どちらかが予定を入れ忘れたり放置したりすると、「聞いてない予定が入っていた!」といった齟齬が生じ、かえって揉める原因になりかねません。

実際、タイムツリー利用者からも「予定の入力を怠ると本末転倒でトラブルになる」という指摘があります。スケジュール共有アプリは伝え忘れ防止・事前連絡のためのツールなので、それを更新しないと意味がなくなってしまうのです。

また、毎回予定を入力する作業そのものを「面倒」と感じる人もいるでしょう。口頭で済ませていたことを逐一アプリに書くのは想像以上に手間に思うかもしれません。

特に飲み会や急な用事まで全部書くべきか迷ったまま続けていると、「どうして書いておかないの?」と不満が募る可能性もあります。このようにスケジュール管理の手間がストレスになるケースがデメリットとして考えられます。ただし、こうした問題は後述する注意点を守り、お互い無理のないルールで運用することで軽減できるでしょう。

デメリット2:プライベートな時間が減り監視されていると感じる恐れ

カレンダーを共有することでオープンになる反面、プライバシーや自由が減ると感じる人もいます。自分の予定を全て相手に知られている状況にプレッシャーを感じたり、「行動を逐一把握されているみたいで嫌だ」と思ったりするケースです。

特に、相手が自分の交友関係や外出予定まで細かくチェックしてきたりすると、監視されているような窮屈さを招きかねません。実際、「彼氏に全部の予定を把握されるのは嫌」という意見や、何でも共有しすぎると束縛に繋がるという人もいるはずです。

たとえば、カレンダー共有を提案する側の心理として「相手の全てを知りたい」という支配欲が潜んでいるケースもあり注意が必要です。最初は「予定を確認するため」と言っていたのに、いつの間にか「また友達と遊ぶの?」「もう用事は終わった頃だよね?」と詰問してくるような事態になれば、本末転倒で関係悪化を招いてしまうでしょう。

デメリット3:使い方を誤るとプライベート情報漏洩のリスクも

タイムツリーはグループごとにカレンダーを作成し、必要な相手とだけ予定を共有できる設計ですが、それでも情報管理の注意を怠るとトラブルに発展する可能性があります。例えば、誤って他のグループ用カレンダーにプライベートな予定を書き込んでしまうと、意図しない相手に個人情報が共有されてしまうリスクがあります。

実際、タイムツリー公式も「管理中のカレンダーが多いと共有先を誤ってしまい、見せたくない相手にプライベート情報が伝わる恐れがある」点に注意喚起しています。

また、共有メンバーの人数が多いカレンダーでは通知の頻度が増えるため、人によっては煩わしく感じるデメリットもあります。とりわけカップル二人だけで使う場合は通知が過剰になることは少ないですが、家族全員で共有している場合など頻繁に通知が来るとストレスに感じるかもしれません。

この問題自体は通知設定を調整すれば解決できますが、アプリに不慣れな人だと対処法が分からず不満を抱く可能性があります。

さらに、タイムツリーに限りませんが、別れた後のデータという問題も考えられます。共有カレンダーには二人の過去の予定や思い出が残っていますので、仮に別れた場合はカレンダーの共有を解除する手続きが必要です。感情的に整理がついていない段階で相手と共有したカレンダーを見るのは精神的負担になり得ます。この点はサービスの欠陥ではありませんが、カップルで使う以上意識しておきたいポイントでしょう。

カップルでタイムツリーを使うときの注意点

タイムツリーを二人にとってプラスに活用するために、以下のポイントに注意しましょう。便利な反面デリケートな側面もあるので、事前に二人でルールや考え方を共有しておくことが大切です。ここでは、カップルでタイムツリーを使う上で覚えておきたい注意点を3つ説明します。

注意1:空白の時間=「暇な時間」ではないと理解する

共有カレンダー上で相手の予定が入っていない時間を見つけても、それを即「暇なんだ」と決めつけないことが大切です。予定が空いているからといって「じゃあ会えるよね?」と一方的に考えるのではなく、もしかしたら一人で過ごしたい大切な時間かもしれないとお互い理解しましょう。たとえカップルや夫婦でも、一人の時間を尊重する姿勢が必要です。

タイムツリーで相手のスケジュールが把握できると、「この日は空いているんだから会えるはず」「何も予定がないなら手伝ってほしい」といった期待や要求が生まれがちです。

しかし、カレンダーに予定が無い=常に相手が何もせず待っている、というわけではありません。自由時間や休息も含めて生活の一部です。相手の予定が空いていても勝手に暇と判断しない、干渉しすぎないことが円満な共有のコツです。お互いに「自分の時間も大切だよね」と理解し合い、カレンダーに載っていない時間にも敬意を払うようにしましょう。

注意2:共有ルールを決めて何でもオープンにしすぎない

タイムツリーで共有する範囲や内容については、二人の間でルールを決めておくことが重要です。嬉しいからといって何もかも正直に書きすぎると、かえって息苦しさを生む場合があります。お互い好きだからこそ多少の「演技」や「秘密」も必要だと割り切りましょう。

要は、二人にとって適切なプライバシーラインを話し合っておくことです。「どこまで共有するか」「どんな予定は書かなくてもOKか」について合意があれば、「書いてない予定がある=隠し事だ!」という疑心暗鬼を防げます。

また、予定の入力方法(タイトルや色分けのルールなど)も統一しておくと良いでしょう。どちらか一方だけ略語や隠語で予定を入れていると、後から見たとき分かりにくく誤解を招く恐れがあります。二人で使うカレンダーですから、お互いにとって分かりやすく・負担にならない運用ルールをあらかじめ決めておきましょう。

注意3:予定共有を束縛や監視のツールにしない

タイムツリーはあくまで予定調整とコミュニケーションの円滑化が目的です。決して相手を監視したり束縛したりするためのツールにしてはいけません。もしどちらか一方が「相手の予定を全部知っておきたい」という考えで共有を提案しているなら、注意が必要です。

一見スケジュール確認のためと言いながら、その実相手の行動を逐一把握したがっているケースもあるからです。タイムツリーの使用によっていつの間にかお互いを束縛し合うことのないよう十分気をつけましょう。

恋愛コラムニストの神崎メリ氏も「『彼の予定は全部知っておく権利がある』と思って根掘り葉掘り聞くのは 悪い束縛 です。全てを把握しようとルール化したら恋愛は破滅に向かう」と警鐘を鳴らしています。

まさに、相手の行動を完全にコントロールしようとする姿勢は信頼関係を損ない、二人の仲を悪くしてしまいます。タイムツリーを使う際は相手への敬意と信頼を忘れずに、「便利だけれど距離感は保つ」ことを心がけましょう。予定を共有するのはあくまで愛情や思いやりにもとづく協力であり、決して相手を縛るためではないと肝に銘じてください。

まとめ:予定共有で仲良し度をアップさせよう

タイムツリーをカップルで上手に使えば、二人のコミュニケーションロスを減らし、絆を深める効果が期待できます。タイムツリーには「伝え忘れ防止」「予定の事前通知」「思い出の記録」といった良いところがあり、一方で「予定入れ忘れで揉める」「使い方を統一しないと分かりにくい」「通知が多い」といった悪いところも指摘されています。大切なのはメリットを最大限生かしつつ、デメリットや注意点に気を配って運用することです。

スケジュール共有がスムーズにできれば、それだけ物事の段取りもうまく進みます。逆に、共有の仕方を誤って気持ちがすれ違ってしまうとトラブルの元にもなりかねません。タイムツリーはシンプルな仕組みですが使い方次第で様々な効果をもたらしてくれるサービスです。

ぜひ二人に合ったルールで賢く活用し、日々の予定共有を通じて仲良し度をアップさせてみてください。きっとこれまで以上に円滑で楽しいカップルライフになることでしょう。

よかったらシェアしてね!

本記事の監修者

森本 恭平のアバター 森本 恭平 運営者

東北大学法学研究科(公共法政策専攻)修了。幼少期は母子家庭で育った。東日本国際大学・福島復興創世研究所の准教授を経て、現在はデジタルマーケティング✖︎AIを専門にフリーランスとして複数の企業でアドバイザーを務めている。KADOKAWAドワンゴ情報工科学院、バンタンクリエイターアカデミーの講師。福島県総合計画審議委員会の審議員を歴任。

コメント

コメントする

目次