家族アルバム「みてね」は、スマホで撮った子どもの写真や動画を家族だけで共有できる人気アプリです。ミクシィが提供し、利用料は無料かつ容量無制限で使え、招待した家族だけが閲覧できる安心設計になっています。こうした手軽さから250万人以上が利用しており、遠方の祖父母とも簡単に思い出を共有できると評判です。
本記事では、「みてね」のアカウント登録方法から、複数アカウントを作成できるかという疑問まで詳しく解説します。実家用と義実家用にアルバムを分けたい場合や、子どもごとにアルバムを作りたい場合など、関連する疑問にも答え、最適な利用方法をご紹介します。
家族アルバムみてねのアカウント登録方法
まず、「みてね」を利用開始するには、赤ちゃんのパパまたはママ(管理者)が代表して新規アルバムを作成します。 アプリのユーザー登録画面では、「パパ」「ママ」「おじいちゃん」「おばあちゃん」などの立場を選択します。アルバムの新規作成はパパまたはママ(管理者)のみ可能で、祖父母や親族は招待を受けて参加する仕組みです。したがって、まず赤ちゃんのパパかママが家族アルバムを作成しましょう。
実際の登録手順は次のとおりです。
App StoreやGoogle Playから「みてね」アプリをダウンロードし、起動します。画面の案内に従い「新しく家族アルバムを作成」をタップしてユーザー登録を開始します。
パパまたはママのいずれかを選びます。なお、祖父母・親族の方はここではアルバム作成できません。「みてね」では管理者になれるのは両親のみで、他の家族はアルバム作成後に招待で参加する形になります。
アプリ内で表示される自分のニックネームを入力します。続いお子さまの情報名前・生年月日を入力し、「次へ」「完了」と進めます。これで家族アルバムがひとまず作成されます。
作成直後に表示される画面で、招待したい家族を選択します。招待方法として「アプリ版で招待」「ブラウザ版で招待」を選べますが、相手がスマホをお持ちならアプリ版招待が便利です。メールやLINEで招待リンクを送信すると、招待された家族にメッセージが届きます。受け取った家族はそのリンクをタップし、案内に従って「みてね」アプリをインストール・登録すればアルバムに参加できます。招待は一人に一通ずつ必要なので、祖父母それぞれに個別のリンクを送ってください。
以上で基本的な登録は完了です。なお、「みてね」はメールアドレス登録なしでも利用開始できますが、アカウント保護のためログイン用のメールアドレスとパスワード設定を強くおすすめします。
実際、みてね公式も「機種変更やアプリ再インストール時に備えて、メールアドレスを登録しておくべき」と案内しています。メールアドレスの登録状況はアプリ内「家族設定」→「ログイン設定」で確認でき、「未登録」の場合はタップして設定可能です。
万一スマホ故障や紛失でログアウトしてしまっても、メールアドレスさえ登録済みなら別の端末からでもログインしてアルバムを引き継げるので、忘れずに設定しておきましょう。
みてねでふたつ以上の複数アカウントを作れるのか?
結論から言うと、一人のユーザーが「みてね」で管理者として持てるアルバムは1つだけです。一つのアカウントで子どものアルバムを二つ以上新規作成することは現状できません。公式ヘルプにも「現在、管理者(パパ・ママ)として持てるアルバムは1つまで」と明記されています。
ただし、一つのアカウントで複数のアルバムに参加すること自体は可能です。実際「みてね」では祖父母・親族として最大10個のアルバムに参加できます。
例えば、既に別のご家族から招待されている祖父母の方が、新たにあなたのアルバムにも招待を受けて参加するといったケースが可能です。アルバム間の切り替えも、「家族設定」タブのアルバム一覧から見たいアルバムを選ぶだけで簡単に行えます。
では、「自分の子どものアルバムを2つ作りたい」「実家用と義実家用にアルバムを分けたい」場合はどうすればよいのでしょうか。主な方法は2通りあります。これからその2つの方法とポイントを説明します。
1. 両親それぞれのアカウントでアルバムを分ける方法
まず追加でアルバムをもう一つ作成するには、もう一人の親に協力してもらう方法があります。具体的には、パパとママそれぞれが別々のアカウントでアルバムを作成し、一方のアルバムには実家側の家族を、もう一方には義実家側の家族を招待します。
先述の登録手順のように、例えばママのスマホでアルバムAを作成してママ側の親族を招待し、パパを一般メンバーとして招待します。次に、パパのスマホで別のアルバムBを作成しパパ側の親族を招待して、ママを一般メンバーとして招待します。こうすることで夫婦双方が両方のアルバムに参加でき、実家用・義実家用とアルバムを分けて写真共有することが可能です。
この方法は無料で使える反面、アルバム(アカウント)を切り替える手間が増える点に注意しましょう。アプリ内でアルバムを簡単に切り替えられるとはいえ、写真をアップロードする際にどのアルバムに追加しているか確認する手間が増えます。
特に複数アルバムを運用する場合、うっかり別アルバムに写真を投稿してしまうミスにも気を配る必要があります。「みてねプレミアム」に未加入の場合、アルバムを2つ運用すればプレミアム料金も二重にかかる可能性がある点もデメリットです。このように複数アカウントの管理はやや煩雑になるため、次に紹介する有料プランの活用も検討してみてください。
2. 「みてねプレミアム」で1つのアルバムを共有範囲別に使い分ける方法
「みてね」は有料プランのみてねプレミアムに加入することで、1つのアルバム内で写真ごとの公開範囲を細かく設定できるようになります。プレミアムでは写真や動画ごとに閲覧できるメンバーを選択できるため、実両親には見せたいが義両親には見せたくない写真なども、アルバムを分けずに1つのアルバム内で出し分けることが可能です。
例えば通常プランでは写真の公開範囲が「夫婦のみ」か「家族全員」かの二択でしたが、プレミアムなら祖父母ごとに細かく指定できます。これを利用すれば、事実上アルバムを分けたように運用することができるので、複数アカウントを作成しなくてもプライバシー管理がしやすくなります。
さらにプレミアムには、子どもごとに写真を分類して表示する「人物ごとのアルバム」機能も用意されています。システムが写真に写る人物を自動判別し、兄弟別に写真を振り分けて閲覧できる機能で、兄弟の写真が混在していても後から見返す際に便利です。
公式ヘルプでも「第二子も同じアルバムにアップロードする仕組み」と案内されており、子どもごとに完全に別アルバムを作るよりも、1つのアルバムでまとめ管理する設計になっています。プレミアムを使えば見たい子どもの写真だけを抽出することもできるため、無理にアカウントを複数作成しなくても済むでしょう。
まとめ:
家族アルバム「みてね」の新規アルバム作成は基本的にママかパパが行います。祖父母や親族は直接登録できず、招待リンク経由で参加する仕組みです。
アプリをインストールして「新しくアルバムを作成」を選び、親のニックネームと子どもの名前・誕生日を入力すればOK。作成後、祖父母など家族に招待リンクを送り参加してもらいます。初期登録時はメールアドレス不要ですが、後でログイン用に登録しておくと安心です。
- 1アカウントで管理者になれるアルバムは1つ:一人のユーザーが持てる管理アルバムは一つまでと公式で定められています。複数の子ども用にアルバムを分けたい場合も、基本は一つのアルバムにまとめてアップロードします。
- 複数アルバムに参加すること自体は可能:みてねでは一つのアカウントで最大10個のアルバムに参加できます。例えば両家の孫アルバムに祖父母がそれぞれ招待されるケースや、夫婦で別々に作成したアルバムに互いがメンバーとして参加することもできます。アルバム間はアプリ内で簡単に切り替えられるので安心です。
- アルバムを分けたい場合の対処法:無料で対応するなら、パパとママそれぞれが別アルバムを作り実家用・義実家用に分ける方法があります。その際、招待ミスや切替の煩雑さに注意しましょう。一方、有料プランのみてねプレミアムを利用すれば、一つのアルバム内で公開範囲を細かく設定できるため、複数アカウントを作らなくても見せる相手を分けたいニーズに応えられます。
家族アルバム「みてね」は便利な反面、「誰に何を見せるか」を考え出すと悩みも出てきます。複数アカウント運用のメリット・デメリットやプレミアム機能も踏まえて、自分たち家族に合った使い方を選んでみてください。大切な思い出を、安全かつ快適に共有していきましょう。
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